画像

赤い羽根宮崎県共同募金会

今月のコラム

今月のコラム

ホーム > 今月のコラム > 2009年1月


「思い」の重さプレゼントの画像

2009年がスタートしました。
「寒中お見舞申し上げます。」との言葉どおり、本当に年明けとともに「寒波」が到来し、南国宮崎でも、寒さに震えている今日この頃です。
さて、昨年末で共同募金運動も終了しました。100年に1度といわれる不況の波に、共同募金という「船」も翻弄される結果となっているようです。
そんな厳しい状況の中、12月の1か月間は「歳末たすけあい運動」を展開。NHK宮崎放送局や、地元新聞社、金融機関等の協力をいただき、こちらも年末で運動を終了しました。
「ぼきん大作戦」でも御報告しておりますとおり、この「歳末たすけあい運動」の一環で取組んでいる「新作カレンダーバザー展」も、昨年で27回目を迎えました。
デパートの催事場の一角を借りてスタートしたのが昭和57年。当時は、「カレンダー」と言えば、いろんなところから「いただくもの」、かく言う私の家にも使いきらないカレンダーが数多くあったのを、覚えています。「カレンダー」を「お金を払って買う。」なんて、考えられないことでした。
あれから26年、カレンダーをもらうことはほとんど無くなり、「買う」ことが当たり前となった今のこの世の中を、誰も予想することはできなかったことと思います。
第1回では、15万円にも満たなかった売り上げは、27回目の昨年は、192万円と10倍以上に、そして、宮崎市内や県内の企業から約1,000部のカレンダーを御提供いただいて開催していたバザー展は、300を越える全国の企業、団体の皆様から、8,000部を超えるカレンダーを提供いただいて開催できるまでになりました。
この確実に積み上げられてきた実績を振り返るとき、私たちは「人のあたたかさ」と、そこに込められた「思い」の重さを感じずにはいられません。

スタート当初から御協力いただいている、市内の小さな印刷所があります。御主人は毎年、年末に印刷するために取り寄せたであろうカレンダーの見本を、一つの束にしてクラフト紙で包み、事務所まで御自分の手で届けてくださいます。
そして、期間中毎日バザー展を訪れ、時間をかけて、綺麗な写真や絵画の載ったカレンダーを選んで購入し、「また来ます。」と笑顔で会場を後にされるのです。

「駄目もと」の気持ちで、全国の企業へカレンダーの寄贈をお願いしはじめた頃、カレンダーとともに一通のクリスマスカードが届きました。海外の航空会社からでした。
カードには「メリークリスマス」の文字とともに、私たちへの励ましとバザー展の成功を祈念する言葉が記されていて、泣きそうになったのを今でも覚えています。
「やさしさ」の詰まったクリスマスカードは、今回もまた、「メリークリスマス」の文字とともに、私たちの胸を熱くしてくださいました。

年が明けて、10日程たった頃、別の海外の航空会社から、1つのカレンダーが届きました。南の島の美しい海や、かわいい花々の写真を使ったカレンダーに添えられた手紙には、3月で日本との運行が終了すること、そして日本支社撤退の業務のため間に合わなかったことへのお詫びが記されていました。
「最後のカレンダーを、感謝の気持ちを込めてお送りいたします。」との文字に心を揺さぶられる思いでした。

27回目のカレンダーバザー展。
その裏には、全国の方々からの「あたたかな思い」が何十倍も、何百倍も込められています。
その「思い」の重さに責任を感じながら、このバザー展を、これからもずっとずっと続けていきたいと心に刻む、2009年の年明けです。

さくらの画像
 

ホーム > 今月のコラム > 2009年1月